NTR文芸館

寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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奪われた女たち――母は、親友と――・33

「見なよ。もうこんなに濡れてる」
「だって、こんな、こんなの……」
 薄っぺらな布一枚で覆われた秘唇を五本の指で順になぞられ、千織は照れたような顔で目を斜に逸らした。
「そらっ」
 染みの広がった下着を勢いよくずり下ろすと、龍星は千織の女陰に舌を食い込ませる。
「んんっ!」
 千織のあごが跳ね、裂け目から淫水がぷしゅっと噴き出た。
「うお、今日はいつもよりすごいね」
 あふれ出す愛液でひとしきり喉を潤すと、
「ん……?」
 龍星は置き物のように固まっている友樹にちらりと視線を飛ばした。
「何だ、いたのかよ、友樹」
 千織の股ぐらにぐいと顔を押し付けたまま、初めてその存在に気づいたような調子で淡々と話しかける。
「ていうかさ」
 右手が、左の乳房にぺたりと重なった。
「すごい神経してるな、お前。俺は冗談で言ったのに、まさか本気で入ってくるなんて。普通しねーだろ、恋人に抱かれる母親を目の前でガン見とか」
 壊れ物でも扱うような優しいタッチで千織の柔乳をこね回しながら、龍星はやや非難めいた目つきでそう言い放つ。
「お前は俺のことを邪魔な奴とか思ってるのかもしれないけどさ、この場合邪魔なのはお前の方だからね? 完全に」
 空いた方の手で千織のくびれを上下にさすると、今度はわがままな息子を諭す父親のような態度で静かに語りかけた。
「っ……!」
 友樹は唇をきゅっと結んだまま、無言でその場に立ち尽くすことしかできない。
 何を言われても、ここから離れたくなかった。
 今出ていったら、本当に何もかもが終わってしまう。
 自分が踏みとどまっている限り、母が注意を向けてくれる可能性はまだあるのだ。どれだけ虚しい抵抗でも、どんなに儚い希望でも、ここで投げ出すことだけはしたくない。
「……やれやれ。まあいいけどさ、別に。見たきゃ見てても」
 諦めたように言い捨てると、龍星は再び千織の肉体に視線を戻した。
 腰から滑り落ちた手が黒ずみをかき分け、盛り上がった肉芽にぴょんと飛びつく。


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[ 2017/11/16 11:51 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・32

 それだけ言い捨てると、龍星は千織とともに仏間の奥へ消えた。表情こそ見えなかったが、その背中は確かに笑っているようであった。
「っ……!」
 焦燥感に胃を絞られながら、友樹は二人の後を追った。
「あ、あぅうんっ……」
 半分ほど空いたふすまの向こうから、早くも母の微かな喘ぎが聞こえてくる。
「くっ……」
 血が出るほどに、唇を噛んだ。
 入ったら、何かが終わるのではないか。
 漠然とした予感が、消えない炭火のように胸の奥でくすぶる。
 でも――。
 それでも――。
「くそっ!」
 友樹は音を立てて仏間に踏み込んだ。冷静な判断力など、とうの昔に失われていた。
「あ、あぁんっ!」
「!!」
 目に飛び込んできたのは、放り出された布団の上で絡み合う男と女。
「ん、んんっ……!」
 喪服姿の千織が、胸をはだけた状態で龍星に組み敷かれている。赤の下着から豊かな乳房がこぼれ出しているが、美しく整った顔はなおもベールに隠されたままだ。
「へへ。たまらないな、この感じ。背徳感っていうの? ほんと、興奮が止まらないや」
 一方、上にのしかかる龍星は既に全裸。臨戦態勢のペニスがグロテスクなほど脈を打って、待ち切れないように千織の秘部を狙いすましている。
「り、龍星くん……やっぱり、ここでは……」
「大丈夫さ。旦那さんにも見せてあげればいい。言えばいいんだ。わたし今この人に抱かれてすごく幸せですって」
 龍星は千織のベールを引き上げると、両の乳房をこね回しながら唇を奪った。
「んっ、んんっ」
 千織の口から、鼻にかかったような甘い吐息が漏れる。
「ふんっ」
 龍星の左手が千織の下半身へと伸び、スカートがまくり上げられた。
「へへ」
 あらわになった濃赤のパンティーにちらと目を落とすと、龍星は素早くクロッチの奥に指を滑り込ませる。


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[ 2017/11/15 11:40 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・31

 そう言って龍星が向かったのは、仏間。
 さっきまでの神妙な態度はどこへやら、滾ったオスの顔で喪服姿の未亡人をすたすたと奥に運んでいく。
「ま、待て!」
 敷居をまたごうとする龍星の背中に、友樹が声をかけた。
「な、何言ってるんだよ、こんな日に……」
 やっとのことで、そう絞り出す。
「こんな日にって……お前こそ何言ってるんだ? 友樹。こんな日だから、だろうが」
 首だけを後ろに向けて振り返ると、龍星はこともなげにそう返した。
「言っただろ。旦那さんに話をするって。墓じゃなくて仏壇にいたら悪いからな。こっちでも一応やっとくってことさ」
「っ……」
 とんでもないことをさも当然のように語られ、友樹の心がぞわぞわと不気味に波立つ。
「か、母さん……」
 すがるような目で、千織を見つめた。
 さすがにこれはない。この状況なら、きっと自分に助けを求めてくれるはず。そう信じて、ありったけの思いを眼差しに込める。
 だが、千織と視線が交錯することはなかった。
「……」
 母はベールの向こうで気まずそうに目を逸らすと、言葉を知らない幼子のように黙り込み、そっと龍星の首にしがみついてしまった。
「へへ、そういうこと。俺、今日はかなり本気でお前の母さんとセックスするからさ。何なら目の前で見てもいいぜ? のぞきなんてケチな真似しないで」
「なっ……!」
 品のない友人の物言いに、友樹の顔が歪んだ。龍星への怒りと、自分の行為が筒抜けだった恥ずかしさが相まって、両の拳がわなわなと震える。
「ま、その気になったらいつでも来いよ。俺はギャラリーなんていない方がいいんだけどさ。お前は特別だ。ご招待ご招待。それに……」
 ふざけた調子のまま、龍星が言葉をつないだ。
「どうやら息子に見られると燃えちゃうタイプみたいだしな、お前の母さん」
「っ……!」
 友樹はビンタでも張られたように顔を歪めた。耳の奥でツーンと音が鳴り、まぶたの裏側がちりちりと、花火のように燃える。
「じゃあな、友樹」


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[ 2017/11/14 12:05 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・30

          5 情交の果て

 夏の陽射しが照りつける中、友樹は父親の墓参りに訪れた。
「ようやくだね」
「ええ、挨拶してあげて」
 目の前では龍星と千織が手をつないで並んでいる。家を出てからここまで、その手は一度も離されることなく結ばれたままだ。
 千織は純黒のドレス姿。父が亡くなって十年経つが、ちゃんとした喪服でここを訪れるのは葬式以来になる。
 龍星もまた、スーツを着用していた。
「旦那さんにもちゃんと話をしておかなきゃな」
 出かける前、龍星はいつもの軽いノリでそう言った。口調と裏腹に眼差しは真剣そのものであったが、友樹はそれをあえて無視した。
(二人にとって、今日は特別な日ってことか……)
 安いが手入れの行き届いた墓石を前に、友樹は一人立ち尽くす。
 父には悪いが、墓参りなどという心境ではなかった。目には分厚いくまが張り、頭は霞でもかかったようにぼーっとして晴れない。
(母さん……)
 日よけの帽子に付いたベールに隠され、千織の顔をはっきり見ることはできなかった。
 だが、その視線の先に映っているのが誰なのか、友樹はもう痛いほどに理解している。
「ふう……」
 ため息がこぼれた。
(暑いな、今日も……)
 朝早くに家を出たのに、吹く風はもう真夏の熱気をはらんでいた。おぼろげに立った陽炎の向こうで、セミが耳障りな鳴き声をこれでもかとばかりにまき散らしている。
「……」「……」「……」
 無言で墓に向き合う三人の間を、線香の香りが緩やかにすり抜けていった。


「さて、と」
 帰宅して玄関に入るなり、龍星は千織をお姫様だっこに抱え上げた。
「えっ……き、きゃっ」
 細い体型に見合わぬ龍星の力強さに、千織の口から乙女を思わせる可憐な声が漏れる。
「一度ここで抱きたかったんだよね、千織さんのこと」


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[ 2017/11/13 11:47 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・29

「ん、んぐっ……ママ、ママぁ……」
 目を閉じた龍星が、千織の乳首を一心不乱に吸い上げる。肉の柱は今にも射精しそうなほど固く屹立していた。
「はーい。龍くん、いい子いい子しましょうねー」
 千織は龍星の上半身を左腕で支えながら、右手で優しく一物をこすり上げてやる。
「まーま、ぎゅってして。もっともっと、ぎゅーってして」
「もー。龍くんったら、しょうがないわねー。はい、ぎゅーっ、ぎゅぎゅー」
「わー、ふかふかー」
「うふふ。もう、やらしいんだから」
 乳房に顔面を押しつけて甘える龍星と、それを受け入れる自分。
 女としての自分、メスとしての自分に加えて母親としてまでも自分を求めてくれる龍星が、千織には何とも愛おしい存在に思えた。
「ねえ、まーま」
 龍星が幼い声で千織の顔を見上げる。
「まーまのおっぱい、ほんとに出たらもっといいのになー、ざんねん」
「んー、そうねー。前はいっぱい出たんだけどねー」
 口を尖らせる龍星に、千織は友樹が赤ちゃんだった頃を思い出しながら返す。
「今日はお風呂上がってもさ、もっともーっと、ママのおっぱい吸ってたいなー」
「あら。もう、龍くんったら、ほんとに甘えんぼさんねー」
「いいでしょー? ねー、いいでしょー?」
「うーん……しょうがないわねえ。少しだけならいいわよ」
「やった。へへへっ」
 約束に安心したのか、龍星はまた目を閉じてちゅっちゅと乳首を吸い始めた。
(うふふ、かわいい)
 子供のような龍星を見つめるうちに、千織の頬も自然とほころんでいく。
(いっそのこと、本当に子供ができれば……)
 ふと、そんな考えが脳裏をよぎった。
(い、いえ、いいえ!) 
 だが、それは頭を振ってすぐに打ち消す。
 いくら自立した社会人といっても、相手は息子と同い年の若者なのだ。その辺りのことは、年上である自分がちゃんと考えてやらないといけない。
「じゃあさ、まーまに赤ちゃんができたらさ、いっしょにおっぱい飲んでいい?」
「うふふ、そうねー。できたらねー」
 他愛もないやり取りを交わしながらの授乳プレイが、なおも続く。
(……あら?)
 さっきまでドアの向こうにあったはずの気配は、いつの間にかどこかに消え去っていた。


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[ 2017/11/12 12:03 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・28

(すごい……まだ、こんなに……)
 なおも衰えない硬さと、さらに濃くなる男の味。際限なくあふれ出すオスのエネルギーが、千織の火照った肉体をいっそう芳潤なものへと変える。
(やっぱりわたし、もう……)
 離れられない。
 千織は半ば本能的に、そう思う。
 友樹と二人でも、わたしは十分に幸せ。
 長い間、ずっとそう考えて生きてきた。少なくとも龍星と再会するまでは、そのことに何の疑問も抱かずにいた。
 でも、それは違ったのだ。
 龍星と過ごす日々は、息子と二人では決して味わえない悦びにあふれている。
 もちろん友樹の母であることはやめられないし、やめるつもりもない。だが、母親としての顔だけでこのまま一生を終えていくには、自分はあまりに満たされていなかった。
 男の力で組み伏せられ、固い肉棒に貫かれるそのたびに、長く持て余してきた肉体は甘美な陶酔を覚え、欲望を押し込めてきた精神にはとろけるような官能が渦巻いた。
 思いがけない、時にはほとんど性処理の道具みたいな扱いを受けてもなおはしたないメスの顔でよがり喘いでしまうほどに、自分は龍星の剛直を渇望していたのだ。
「どれ」
 貪られる己の分身を口からゆっくり抜き出すと、
「……よっと」
 龍星は不意に千織を抱き上げ、バスタブのへりに腰を下ろさせた。
「な、何? どうしたの?」
 きょとんとする千織の頬にちゅっと一つキスをすると、
「まーま、おっぱい」
 龍星はまるで赤ちゃんのような仕草で千織の乳房にむしゃぶりついてくる。
「あ、あらあら。甘えんぼさんねー」
 突然のことに驚きながらも、千織は咄嗟に赤ちゃんをあやす母親を演じた。優しい手つきで龍星を膝に乗せると、母乳を与える仕草でそっと左乳を差し出してやる。
(ど、どうしたのかしら、急に……)
 確かに最近の龍星は甘えてくることも多いが、それはあくまで普段の話だ。こうして身体を交わらせている時に幼さを見せてきたことは一度もない。
(やっぱり、母親が恋しいのかしら……)
 龍星の生い立ちは千織も聞いている。あるいは自分との関係が安定したことで、心の飢えた部分が剥き出しになってきたのかもしれない。


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[ 2017/11/11 11:21 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)