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寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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愛のすきまで交わって・15

「うっ……」
 その様子を眼下に見た希恵子は、ますます嫌がるように眉をしかめ、目を背けた。
「さて、次は、と」
 片膝をついた黛が、希恵子の股ぐらにそっと顔を寄せる。
「毛が薄いですね。もしかして脱毛とかしてます?」
「……いいえ」
 怒りと羞恥を懸命にコントロールしながら、希恵子は努めて事務的に答えた。
「ああ、元々ですか。でもラッキーですよ、奥さん」
 黛が得意げに語り始める。
「私は毛深い女が嫌いでね。土手はともかく、肛門周りに毛があったりするともうそれだけで萎えてしまう。どんなに美人でスタイルがよくても即アウト。願い下げです」
 手前勝手な持論をぺらぺらと披瀝しながら、やや大きめな希恵子のクリトリスを親指の腹で無遠慮に潰した。
「っ……ぅ……」
 希恵子の口から吐息とも喘ぎともつかない、淡い小声が漏れる。
「実際いたんですよ。愛人契約してくれっていうから試食するつもりで脱がせてみたんです。そしたらこれがとんでもない剛毛のケツ毛女でね。もじゃもじゃの真っ黒け。もう腹が立って腹が立って、すぐに部屋から叩き出してやりました」
 綺麗な一本筋の上を芋虫のように這い回っていた黛の人差し指が、割れ目の内側にくに、と忍び込んだ。
「ひっ……」
 思わず悲鳴をあげた希恵子だが、指は容赦なく、さらに奥へ。
「その点、奥さんは安心だ。こんなに綺麗ないい穴をしているんですから。お陰で、こっちもたっぷり楽しむことができそうです」
 怖気を誘う台詞を吐きながら人差し指に続いて中指も挿入すると、黛はやたらにねちっこい動きで希恵子の中を念入りにかき混ぜ始める。
「んっ……くっ……」
 どうにか抵抗しようと身体をよじらせてみる希恵子だが、それは全くの無駄。
 乾いた女陰はあっという間に淫水で潤い、指の動きに合わせるようにぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てていった。
「濡れてきましたよ、奥さん。結構感じやすいんですね」
 指を引き抜いた黛が、滴り落ちるメスの体液を味見でもするようにぺろぺろと舐める。
「まだ少し酸味がきついかな……。でもこの味、悪くないですよ、っと」
「んんっ!」
 裂け目に直接口をつけられ、希恵子のあごがバネでも仕掛けたようにぴょんと跳ねた。


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[ 2017/12/08 11:12 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・14

 希恵子がレースのパンティーに指を掛けた。まず片足を抜いて、もう一方の足を上げながら小さな布を脱ぎ捨てにかかる。
「おっと、そこでストップ」
 黛が絶妙のタイミングで声を挟んだ。
「そのまま足を下ろしてください。手は横で」
 さらに細かく指示を出し、希恵子の動きを完全に封じ込めてしまう。
「っ……!」
 結果、希恵子は足首にレースのパンティーを引っ掛けたまま、気をつけの姿勢で黛に豊満な乳房を放り出すことになった。
「うぉ、ほっ」
 あらわになった両乳を目の当たりにした瞬間、黛が獣のような奇声を発する。
「……」
 希恵子は刺のある険しい顔で、眼前のケダモノをちらりと一瞥した。
(やっぱり……)
 改めて、思う。
 どれだけ身なりを整え、丁寧な語り口を装ってみても本性はこの程度。この男は己の本能を抑えることも満足にできない、低俗で下劣な人間でしかないのだ。
「ああ、これは失礼。あまりにいいおっぱいだったので、つい」
 黛は笑って詫びたが、それでも肉々しい双丘からは決して目を離そうとしない。
 事実、希恵子の乳房は実に魅力的であった。
 幾分垂れ気味ではあるが、サイズと希恵子の年齢を考え合わせれば文句なしの美巨乳に分類していいだろう。やや大きめの乳輪は性的な生々しさを実感させる薄茶色で、真ん中に付いた突起はいかにも男の劣情を誘うような、吸いやすい形をしている。
「では」
 黛が手と舌で、希恵子の膨らみを弄り始めた。
「んっ……」
 希恵子は目を閉じると、できるだけ淡白な態度で黛の責めをやり過ごしにかかる。
 とにかくおとなしくして、さっさと終わらせてしまおう。
 その一念で、できるだけ胸から意識を逸らすことに心を砕いた。
「ふふ、いいですね、これは。本当に」
 楽しげにそう言いながら、黛が希恵子の豊かな乳をむにむに揉みしだいていく。乳首を摘み上げ、乳輪に舌を這わせながら、一心不乱にしつこい愛撫を続けた。
「ふっ……!」
 黛の口が離れると、ねばついた唾液がすーっと一本、垂れるように糸を引く。


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[ 2017/12/07 11:23 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・13

「ふむ……」
 怒りとも不満とも異なる、何とも無感情な呟きを発したかと思うと、黛は希恵子の肉感的な肢体をじっと見つめ、何をするでもなく黙った。
(な、何?)
 意味不明な黛の態度に、希恵子が当惑する。
 急かされることや力ずくで襲われることなら頭の片隅でちらりと考えたが、こんな事態など完全に想定外であった。
(どういう、こと……?)
 不安そうに、黛の様子を窺ってみる。
 だが、その浅黒く精悍な顔に、特別な変化を見出すことはできない。
(やめて、くれるの……?)
 都合よくそんなことを考えてもみたが、さすがにそれはないとすぐ打ち消した。
(……あれ?)
 希恵子の耳に、何やら聞き慣れない音が入ってくる。
 コツ、コツ、コツ、コツ……。
 時計のように正確なリズムの出どころを探ってみると、発信源はどうやら椅子のひじ掛けに乗る黛の右手。
「……?」
 相手の意図をつかみかね、希恵子が不思議そうに首を傾げた。
 だが黛は表情一つ変えないまま、なおも指先をとんとんと上下させるばかりだ。
(何だっていうの……?)
 たじろぐように、希恵子が半歩後ろへ下がった。
 すると、希恵子の動きに呼応するように、黛がひじ掛けを強く叩き始める。
 ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ……。
 さっきまでの乾いたものとは違った、濁りを含むノック音が室内に響いた。
(もしかして……)
 希恵子が察しをつける。
 この男は、無言のうちに自分を威圧しているのだ。
 一定のリズムでこつこつ椅子を叩くこの行為で、希恵子の精神的な逃げ道を奪う腹づもりに違いない。
 黛は変わらず無表情だが、そう考えればその指から放たれるメッセージはどんな言葉よりも明快に思えた。
「……」
 仕方が、ない。


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[ 2017/12/06 11:22 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・12

(うぅ……)
 希恵子の顔が、のぼせたように火照った。
 ストリップ、というのだろうか。こんな恥ずかしい気分にさせられたことなど、これまでの人生で一度もない。
「ほうほう」
 フクロウのような声をあげてにやにやと笑いながら、黛が粘り気のある視線を希恵子の胸にまとわりつかせた。
「……ふむ」
 しばらく上半身を這い回った目線が、やがて下半身へと落ちる。
「……」
 希恵子が観念したようにスカートへ手を伸ばし、ブラとセットになった純白のパンティーを黛の前にさらけ出した。
「おや」
 下着姿の希恵子をじろじろ視姦しながら、黛が意外そうな声を漏らす。
「失礼ですが奥さん、おいくつでしたっけ?」
「……二十八です」
「ほう。それにしては随分と綺麗な身体をしてらっしゃる。肉づきがいいのに弛んでないのは魅力ですね。肌の艶なんかも年齢の割にはかなり上等ですし」
「……そんな、ことは」
 希恵子は反応に困った様子で目を下に向けた。
 こんな男に身体だけを誉められたところで、嬉しくなどなるはずもない。しかもよく聞けば言葉の内容自体は微妙に無礼である。
「ふふ。ま、いいでしょう。では、先にブラから外してもらいましょうか」
 黛が尊大な態度であごをしゃくり、希恵子の胸元を指した。
「……」
 静かだが反論を認めない口調に押されて、希恵子が背中のホックに指を掛ける。やや屈んだ姿勢になると、柔らかな肉の塊がむにゅりと深い谷間を作った。
「っ……」
 手早くブラを外すと同時に、自分の身体を抱きかかえて両胸を覆う。
 無意味であることくらい、分かっていた。
 むしろ黛の劣情をかき立ててしまう分、逆効果だとも思う。
(でも……)
 希恵子はやはり、こうせずにはいられなかった。真面目で貞淑な人妻として譲れない意地のようなものが、隠された胸の内側で微かに仄めく。


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[ 2017/12/05 11:29 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・11

「き、気楽になんて……」
 希恵子には、考えられるはずもなかった。
 どれだけ上辺を取り繕ってみても、今からすることは所詮、ただの不貞。
 着替える時間こそなかったが、それでも玄関先で咄嗟に結婚指輪を外したあたり、希恵子は自分でも半ば無意識のうちにそれを理解していた。
(和臣さん……)
 心の中で、夫の名を呼ぶ。
 大事な人。
 ただ一人の、愛する人。
 それを、こんな形で裏切りたくなかった。
 かけがえのない愛情を壊すような真似を、したくなかった。
 だが、それはもうかなわない。
「……ふぅ」
 気持ちを切り替えるように、希恵子が浅い息を吐く。
(大丈夫……大丈夫よ)
 中学生や高校生でもあるまいし、男に抱かれるくらい大したことではないだろう。
 どれだけ身体を奪われても、心を折られさえしなければそれでいい。
 今からしばらく人形になって、ただこの時間をやり過ごすだけ。それで、終わりだ。
「さて、と。では、ぼちぼち始めましょうか」
 希恵子の気持ちを見透かしたように、黛が声をかけた。
「とりあえず脱ぐもの脱いで、全部見せてください」
「!」
 簡潔な黛の言葉に、希恵子の肩がびくりと震える。
 覚悟は、できた。
 その、はずだった。
 なのにいざその時を迎えると、心と身体がどうしようもなく拒否反応を示してしまう。
「どうしました?」
「い、いえ、別に」
 黛の問いにそう答えると、希恵子は表情を強張らせながらぎくしゃくと両腕を上げ、清楚に着こなされたブラウスのボタンに手をかけた。
 上から順にボタンを外すと、胸元が徐々に開いていく。
 たわわに熟した乳房をしっとりと包み込んだ白いレースのブラが、服の隙間からちらちらと見え隠れした。
 はらりと、ブラウスが落ちる。


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[ 2017/12/04 11:41 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)