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愛のすきまで交わって・26

「それに、こっちも」
 腰の動きを止めないまま、希恵子の背中にのしかかる。
 長い腕の伸びた先は、ぶるぶると揺れながら垂れ下がる二つの大きな肉塊。
「ほら、びんびんに立ってる。感じてるんでしょ?」
 親指と人差し指で希恵子の乳首を摘むと、牛の乳でも絞るような動きでぐいぐいと下へ引き伸ばしてみせる。
「ひ、ひぃっ!」
「ほら、答えてください。どうなんです?」
 悲鳴をあげる希恵子の首筋にあごを乗せ、黛がさらに問い詰めた。
「そ、そんな、感じてなんか、ない……です」
 力なく否定した希恵子だが、吐いた言葉と身体の反応はまるで逆。
「おや、そうですか。まあそういうことにしておきますかね。では、続けますよ」
 余裕の口ぶりでそんなことを言うと、黛は再び激しく腰を打ちつけ始めた。
 初め緩慢だったその速度は、やがてスパンキングでもしているような破裂音を立てるまでにぐんぐん上昇していく。
「ほら、イけ! イけ!」
「んっ! んあぁっ! あっ、あああっ!」
 淫靡、かつ卑猥なハーモニーを奏でながら、二人の交わりが最高潮へと達した。
 ――そして。
「うっ……くっ……」
「あっ、あぁっ、あああっ!」
 またも、中出し。
 どくどくという効果音でも聞こえてきそうな迸りが黛のペニスを飛び出し、希恵子の中へとぶちまけられる。
「あ、あぁ……」
 希恵子が力尽きたように崩れ落ち、どさりとベッドに沈んだ。
「ふう……やれやれ、また随分と出ましたね、これは」
 床に下りた黛が、すっきりと清々しい表情で天を仰ぐ。
「ほら、何してるんですか? 奥さん」
 ほんの数回で乱れた呼吸を整えると、ぺろんと剥き出しになった希恵子の尻を、バスケットボールでもドリブルするようにぺしぺしと叩いた。
「さっさと掃除してくださいよ、これ」
「ん……んん……」
 半分意識の飛んだ状態でよろよろベッドの縁に座り直すと、希恵子はそそり立つ黛の男根に舌を這わせ、促されるままに奉仕を始める。


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[ 2017/12/19 11:59 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)
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