「はっ、はぅんっ!」
真っ赤に充血した肉豆をなでつけられた途端、千織はひときわ甲高い声を上げて激しく首を横に振った。
「せっかくだからさ、お前にも教えてやろうか。千織さんのエッチなとこ」
声だけを友樹にかけると、龍星は身体をずらして千織の耳に唇を寄せる。
「まずはクリトリスを刺激しながらこうやって……」
縁を甘噛み、穴に舌をねじ込んでからちゅぷちゅぷと耳たぶをしゃぶった。
「あんっ!」
「お、いい声。はい、じゃあこっちも」
千織の首を軽くひねると、もう一方の耳も同じようにたっぷりとねぶってみせる。
「ふ、ふぅんっ!」
「へへ、ほんと可愛い声で鳴くんだよな、お前の母さん。それに……」
唇を吸い上げ、首筋へと舌を這わせた。
「唇も柔らかくて美味しいし、肌もすべすべ。手で竿と玉を弄られるのとかさ、もうすっかりやみつきなんだ、マジで」
蛭のようにうねうねと進んだ舌は肉の山を登り、やがて頂にそびえる突起へと到達。
「おっぱいはふかふかだし、乳首の吸い心地も最高。こんな風にぱふぱふしながら乳輪を舐め回すのとかさ、多分何時間でもやってられるわ、俺」
ひとしきり乳房の柔みを堪能してからさらに下へ移動すると、今度はへその穴をれろれろと舌先でほじくり始めた。
「へへ、こんなところまで美味い。何だか全身で俺の精子を搾り取りに来る感じなんだよな、お前の母さん。身体の相性もばっちりでさ、抱き合うとお互いの肌がぴたっと吸いつくんだ。すっげー気持ちいいぜ」
「っ……」
龍星が連ねる下卑た言葉の数々を、友樹は奥歯を噛みしめながら黙って聞いた。何もかもが聞きたくもない情報だったが、なぜか意識から遮断することはできなかった。
「あー、もう我慢できねーや、俺」
たまりかねたように漏らすと、龍星がむくりと身体を起こした。
「挿れるよ、千織さん。でも、その前に……」
背中を丸めて、千織にひそひそと耳打ちをする。
「えっ……?」
瞬間、千織の顔色が変わった。
「そ、そんな……そんな、こと……」
「ん? 何? できないの? 千織さん」
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