「ぅ……」
しかし、着けたと同時に龍星は苦悶の声をあげてしまう。
ちょっと、いや正直かなり苦しかった。着けられないことはないが、自分で買うなら確実にもう一回り大きなサイズを選ぶところだ。
(く、くそっ……)
くしゃくしゃに顔を歪めて、必死にこらえる。
もしかしたら一生に一度かもしれないこの大チャンス、たかがコンドームのサイズごときでふいにするわけにはいかない。
「い、いくよ」
血がせき止められるような圧迫感を我慢して、千織のヴァギナに一物をあてがう。
「ん……」
覚悟を決めたように、千織がそっと目を閉じた。
「くっ……」
ほんのり汗ばんで色っぽい千織の顔を見つめなから、龍星はおもむろに挿入を始める。肉をめりめりと押し裂いていく感触が、ゴム越しでも生々しく伝わってきた。
「ん、んんっ……あんっ……」
千織は眉をしかめながら、痛みを逃がすように何度も首を横に振った。ぷりぷりと厚い肉のカーテンが、うごめくように龍星のペニスにまとわる。
「お、おばさん!」
自分の全てが呑み込まれたと同時に、龍星は激しく腰を振り始めた。
中の感触を味わっている余裕はない。後から後から湧き上がるこの激情を抑えるなど、どうあがいてもできそうになかった。
「お、おばさん! おばさん! おばさぁんっ!」
抽送はどんどん激しさを増し、やがて粗暴なほど力任せのピストンへと変貌していく。
「んっ! あっ! あぁっ! ああぁっ!」
長い髪を振り乱して淫らな声をあげる千織の姿は想像をはるかに超えていやらしく、普段の落ち着いた様子とはまるで別人だった。
初めて見る姿、初めて聞く声、そして初めて味わう膣の感触。
女の肉体に五感の全てを刺激され、龍星はみるみるうちに射精へと導かれていく。
「う、うあっ、で、出る!」
「ん、んんっ! い、いいわ! きて! きてぇっ!」
「……くぁっ!」
下腹部の奥から衝き上げるような絶頂感に襲われた直後、びくびく、と身体が震えた。
「あ、あぅ……う……」
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