NTR文芸館

寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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愛のすきまで交わって・25

「ふふ、それにしても大きくて丸くて、いいお尻だ」
 黛の骨ばった手が、希恵子のぷるんとした臀部に伸びた。
 初めはすりすり、やがてぐにぐに。変幻自在に形を変える柔らかな肉を好き放題に味わい、時に口づけをしながら念入りにこね回していく。
「っ……うぅ……」
「ふふ」
 屈辱に耐えるように歯を食いしばる希恵子の様子をちらりと確認すると、黛は両手の親指を割れ目に滑り込ませ、菊座がよく見えるようにぐいと押し開いた。
「ひっ!」
 希恵子の声に、驚きと不快感が絶妙なバランスで混ざる。
「ふむ。こちらの穴もなかなか綺麗ではありますが……」
 肛門周りをマッサージするように動いていた黛の親指が、そのまま女陰へと下がった。
「まあやはり、こっちですかね」
 にたりと笑いながら、これから幾度となく自分の分身を咥え込むであろう希恵子の入口を、なおも執拗な動きでいやらしく弄り回す。
「んっ、あっ、あぁっ……」
 敏感な箇所をねちねち刺激されて、希恵子が我慢できずに声をあげた。脳裏に先刻の絶頂が蘇り、身体の奥で新たな刺激がざわめき始める。
「ぼちぼち、よさそうですかね……むんっ!」
「あぅっ!」
 あっさりと挿入が済み、始まったのはまたしても抽送。
「うぉ、ほっ」
 黛も今度は探りを入れたりせず、いきなり遠慮のないピストンから入った。
「やっぱりこっちからの方がいいですね、奥さんの穴。予想通りです……よっと!」
 助走をつけるように、腰を引いてひと突きする。
「ひぃっ!」
 肉と肉がぶつかり合って弾けるような音が、部屋全体に響いた。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふんっ!」
 叫ぶ希恵子をよそに、黛はそのまま何度も立て続けに腰を振って、巨大な白尻をぱんぱんとめった打ちにする。
「いやあ、無茶苦茶突き心地がいいですね、奥さんのお尻と太股。もう、突けば突くほど吸い込まれそうです」
 冷静にそう分析しながらも、さらに固さを増した一物をふるい、ブレーキの壊れた自動車のような勢いで希恵子の中を蹂躙していった。


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[ 2017/12/18 11:39 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・24

「では、早速ですが」
 黛が希恵子の腹に腕を回すと、寝技でも仕掛けるように身体を押しつけ、うつ伏せにする。
「次は四つん這いになってみましょうか」
 立ち上がってベッドから下りると、静かな声でそう促した。
「なっ……」
 希恵子の頬が、またもや羞恥の朱に染まる。そんな動物みたいな格好、和臣にだって見せたことはない。
「どうしました?」
 一見温和な態度の黛だが、その慇懃さは単なる仮面。現実に希恵子を待ち受けているのは、もちろん問答無用の強制であった。
「っ……」
 希恵子がおずおずと身体を動かし、手と膝をついて腰を上げる。
 割れ目の入った白くて丸い桃肉が、星空に煌々と輝く満月のように、ゆっくり、ゆっくりと上にのぼった。
 それはさながら、肉欲に満ちた月見の宴。
「ほう、これはいい眺めですね」
「う、うぅ……」
 恥辱の上塗りをするような黛の一言に、希恵子の全身が焼けるように熱くなっていく。
「……ふむ」
 ふわふわと中空に浮かぶ桃尻を心ゆくまで堪能してから、黛が満足そうに一つ頷いた。
「いいですね。合格ですよ、奥さん」
「え? 合格って……」
 黛の言葉に、希恵子は思わず後ろを振り向く。
「ちゃんと腰骨がお尻よりも低くなってます。個人的にはこの方がそそるんですけど、これができない女が多くてね。山みたいな形になるのが結構いるんですよ。まあもちろんそんな女はすぐ願い下げとなるわけなんですが」
「……」
 自分の偏った趣味を饒舌に語る黛に、希恵子はさらなる憎悪の目を向けた。
 こんな悪趣味な自分勝手に付き合わされた挙句、不当に貶められた女性はさぞ迷惑であったことだろう。一面識もない人のことながら、希恵子は同情に堪えない気分になる。
(でも……)
 反面、ほっとしたのも事実であった。悪趣味でも何でも、とにかく今は「願い下げ」だけは回避しなければならない。


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[ 2017/12/17 13:37 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・23

 そのまま時が止まること、数秒。
「あ、う……あぁ……」
「ふっ……ふん、ふんっ」
 ベッドに横たわったまま身体をぴくん、ぴくんと震わせる希恵子に、黛はだめを押すような動きでさらに数回、まだ硬さを失わないペニスを突き込む。
「ふう……」
 最後の一滴まで精を注いだことを確認すると、やっと満足したように息を吐いて、赤茶けた肉の棒を希恵子の中からずるずると引き抜いた。
「よっと」
 ごろんとベッドに転がると、希恵子の身体を横向きにして背後からしがみつく。
「きゃ」
 三十路前の人妻の口から、乙女のように可憐な声が漏れた。
「も、もういいでしょう? 今日はこれで」
 自分の反応を恥ずかしく思いながらも、希恵子は肩越しに黛へ語りかけた。一度射精すれば男の人はそれで用が足りるはず。少なくとも、夫の和臣はいつもそうだったのだ。
「あのねえ、奥さん」
 だが、この黛匡一という男は違った。
「これで終わりだなんて、そんなはずないでしょ?」
 希恵子の丸いあごを指でつかむと、少しだけ凄むように睨みつける。
「こんないい身体を前にたったの一回でやめるなんて、もったいないったらありゃしない」
 それにね、と言葉がつながった。
「実は、精力にはまだまだ余裕があるんですよ、私。奥さんをたっぷり抱こうと思って、この二週間溜めに溜めてきたものですから」
「そ、そんな……」
 あまりに下品な黛の言い草に、希恵子はそれ以上言葉を継ぐことができなかった。
「いやー、普段なら三日と空けずにヤる人間が二週間ですからね。もうこのところムラムラが止まらなくて。正直、結構苦労しました。こんなの学生の頃以来ですよ」
 明るく話す黛だが、語られた内容は聞くのに嫌気が差すほど卑しく、下劣。
「そんなわけで、今日はもう徹底的にヤりまくって、溜まっていた性欲を全部吐き出す予定でいますから、奥さんもその辺、どうぞ覚悟しておいてください」
「……」
 そのあまりにも分かりやすい最後通牒に、希恵子は何も言い返すことができず、ただ困った顔で視線を下へと落とすばかりであった。


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[ 2017/12/16 11:27 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・22

「ふむ……」
 希恵子の葛藤をよそに、黛はあくまでも冷静であった。
「奥さん、そろそろイきそうでしょ?」
 一物の興奮具合とは正反対の落ち着いた低音で、希恵子の耳元にそっと囁きかける。
「なっ……!」
「ふふ、やっぱり」
 希恵子の狼狽を楽しむように眺めると、黛は腰の動きを少しだけ緩めた。
「私ぐらいになると分かるんですよ。相手がどれくらい感じているか、程度のことはね。特に奥さんみたいなタイプの反応は簡単に読める」
 自慢げに言うと、希恵子のたっぷりした乳房にひょいと両手を伸ばす。
「例えば、こう」
 乳輪の縁を指先でつつ、と撫でてから、ぴんと立った乳首をひねり倒すように摘んだ。
「あ、ああぁっ!」
 過敏に反応した希恵子が切なげな声をあげ、もどかしそうに身をよじる。
「ふふ、やはりそうなりますよね。いいですよ、奥さん。そういうの、好きです」
 眼前の人妻が見せる色気たっぷりの痴態に、黛はいっそう興奮をかきたてられたような目でにやりと笑った。
「さて、ではぼちぼち記念すべき一発目、いってみますかね」
 笑顔のまま宣言すると、さらに調子づいた動きでますます激しいピストンを続ける。
「んっ……うあぁっ……あっ……ああぁっ!」
 際限なく突き上げる快感を握り潰すように、希恵子が両手でぎゅっとシーツをつかんだ。
「ほら、そろそろイくぞっ!」
 膣の内側で激しく動く黛の分身が、その声とともにさらに怒張を強める。
「ん、んんっ!」
 襲い来るアクメの波に飲まれながら、希恵子は射精の予感を全身で受け止めた。
「そっ、外、にっ……!」
 最後の力を振り絞ってそう叫んでみたものの、それが何の意味も持たない言葉であることは希恵子自身、とっくに分かっている。
 そして訪れた、その時。
「ふんっ!」
 黛のペニスから熱い白濁が猛烈な勢いで放たれると、
「んっ!……あ、あっ、あああああぁっ!」
 希恵子は一度大きく身体を反らし、直後、意識が飛びかけるほど強烈な絶頂を迎えた。 


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[ 2017/12/15 11:05 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)

愛のすきまで交わって・21

「う、うぅ……」
「ふん」
 今にも泣き出さんばかりの希恵子をちらりと見やると、黛は加虐の欲望を大いに満たされた表情で薄く笑う。
「さて、では続けるとしましょうか」
 そう言っておもむろに身体の位置をずらすと、責めの軸足を顔へのマーキングからテンポのいい抽送に戻した。
「ふっ、ふん、ふんっ、はっ!」
「んっ、あ、あっ、あぁっ!」
 徐々にピッチを上げる黛に引っ張られ、希恵子の声もだんだんと大きくなる。
 うずうず感というか、むずむず感というか、とにかく何とも不可思議な感覚が身体の奥からこんこんと湧き出て、下腹部を中心に全身へと拡散していった。
(な、何で……何で……)
 希恵子はほんのり上気した顔を歪めながら、目を閉じ、首を横に振る。
 確かに、久し振りではあった。
 和臣と夜の営みを行わなくなってからも一人で慰めることはほとんどなかったし、他の男を相手にするなどという破廉恥な選択肢は最初から論外のまた外だ。
 欲求不満。
 有り体に言えば、そういうことなのかもしれない。
(だけど……)
 希恵子は、自分が黛によって身悶えさせられている事実を、受け入れたくなかった。
 自分は満たされている。
 性的なことなどなくても夫への愛は変わらない。
 わたしは今のままでも十分すぎるほど幸せ。
 そうはっきりと言い切って、今後もこれまで同様に献身的な妻であり続けることが、自身にとって唯一最善の道だと信じたかった。
 金の力にまかせて他人の妻を寝取る。
 そんな恥知らずなことを平気でするこの男に、これ以上自分の弱みを晒すような真似はどうあってもしたくなかった。
 なのに、現実はどうだろう。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああぁっ!」
 確実に強さを増す黛の動きに合わせ、いや、それどころかさらに激しい挿入を促すように、腰の位置を前へ前へとずらしているではないか。
(何て、いやらしい……)
 希恵子が今、自分自身に何か言葉をかけるとしたら、それしかないように思えた。
 最低の男に身を任せた挙句、淫乱な情婦のように己の欲望を解き放ちつつあるこの現状は、希恵子を何とも情けなく、惨めな気分にさせた。


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[ 2017/12/14 11:20 ] 長編NTR 愛のすきまで交わって | TB(-) | CM(0)