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寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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奪われた女たち――母は、親友と――・5

 今すぐ、龍星を殴り飛ばしてでもこの乱暴なまぐわいを止めたいが、いかんせん身体が言うことを聞かなかった。まるで見えない縄にでも縛られたように固まって、ぴくりとも動こうとしない。
「にしても、ほんとエロいケツしてんな、おばさん。見てたら何かむかついてくる、ぜっ!」
 ぷりんとした千織の尻っぺたに、龍星が痛烈な平手打ちを浴びせる。
「ひいっ!」
「お、いい鳴き声だ! ほら、もっと鳴け! そら! そら! そら! そらぁ!」
「ひっ! ひぃっ! いや、いやああぁっ!」
 調子に乗ってはたきまくる龍星に、千織は普段の柔和な姿からは想像もつかない金切り声をあげた。丸く豊かな臀部が手形にまみれ、みるみるうちに猿の尻みたいな朱へと染まる。
「出すぞ、出すぞ! 中に出すぞ、おらぁ!」
 龍星は絶叫しながら大きく足を開き、膝を直角に曲げた。間違いなく、射精に向けた本気のピストンだ。
「ひ、んっ! んぁあっ! なっ、中は! 中はだめええっ!」
「うるせえっ! 生中出しじゃなきゃヤる意味ねえだろうが!」
 半狂乱でわめく千織にそう言い放つと、龍星は凶暴な肉塊をさらに奥へと突き立てた。
「ひひ、ふん、ふん、それ、それ、そぉれ!」
「や、だ、ダメ……う、あっ、あん、ああぁっ!」
 スパートをかけるように剛直を叩き込まれ、千織の嬌声が一気に激しさを増す。
 ――そして、その瞬間。
「おらおらおらおらおらぁっ!……う、うぉうっ!」
 龍星の動きが、急ブレーキをかけられた自動車のようにがくんと止まった。
「くっ、くぉっ、おぅ……」
 勢いよく頭を持ち上げると、不気味な奇声を吐き散らしながら、びくっびくっと何度も身を震わせる。
「あっ、あん! あぁあんっ!……あ、あつ、い……」
 龍星の律動に合わせてしなやかな肢体を引きつらせると、千織は恐怖と悦楽がごちゃまぜになったようなささやきをぽつりと地面にこぼした。
(あ、あいつ、本当に中に……!)
 友樹は、身体にある全ての器官がぐらぐら煮えたぎるような感覚に襲われた。
 怒りに屈辱、絶望と無力感。様々な感情がるつぼのように入り混じって、乱れ打ちにされた早鐘みたいにがんがんと鼓動が鳴る。
(か、母さん……)
 絶頂に身悶えする千織の嬌態が、みるみるうちに闇の向こうへ遠ざかっていった。


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[ 2017/10/19 11:57 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・4

 ふくよかな双丘が織りなす魅惑の谷間に顔を埋めると、龍星は横から挟み込むように何度も柔肉を持ち上げてみせた。
「あっ、あぁんっ! やっ! いやぁっ!」
「むぉっふ、ほんとすげーな、これ。柔らけーし、服の上から見るよりずっとでけーし」
 艶のある長い黒髪を振り乱して抗う千織とは対照的に、たわわな両乳を堪能する龍星の姿はいかにも余裕たっぷり。
「へへ、たまんねー。もう我慢できねーわ、俺」
 鼻息を荒げながら身体を起こすと、龍星は千織を腰から持ち上げ、犬のような四つん這いにさせた。
「じゃあ、そろそろ入れちゃうからね」
 いきり立ったペニスを手に取ると、的でも絞るように女の秘部へ押し当てる。
「ま、待って。ゴム、ゴムをっ……!」
「いるかよ、そんなもん……ふんっ!」
 哀願に耳を貸すこともなく、龍星は一気に腰を前へと突き出した。
「あ、うぅっ!」
 肉根の侵入と同時に、千織の声が一オクターブ跳ねる。むっちり脂の乗った女体が悩ましくのけ反り、しなやかな白い首が右に左にと妖艶な軌跡を描いた。
「そら、そら、そら、そら!」
「あ、んっ、あ、あぁっ!」
 ドリルで拡張するような龍星の抽送に、千織はたまらず甘声をあげ始める。
「どうだ? 俺のは。友樹のよりすごいだろ?」
「う、うぅんっ……!」
 龍星がペースを落として膣内を攪拌すると、千織は言葉にならない喘ぎで応えた。
「あ? 何だ? ちゃんと言ってみろ、おら」
 荒い口調で言うと、龍星は千織の肉豆をひねり潰すようにきゅっとつまむ。
「ひっ、ひいぃっ! い、いいです! 友樹のなんかより、ずっといいです!」
 そう叫んだ瞬間、千織の肉唇からはさらに淫らな汁があふれ出した。生臭く猥褻な香りが、まるで媚薬のスプレーのみたいにふわっと周囲に飛び散る。
「そうだろうそうだろう! サイズも硬さも、この俺があんなフニャチン野郎なんかに負けるわけないよな! ははっ! はははっ!」
 嗜虐の光を両眼にたたえながら千織の双乳をわしづかみにすると、龍星は勝利の雄叫びでもあげるように大声で笑った。
「ぐっ……!」
 友樹はぎゅっと奥歯を噛みしめたまま、何もできずその場に立ち尽くす。


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[ 2017/10/18 12:01 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・3

「や、やめ、ろ……母さんが、嫌がってるじゃ、ないか……」
 友樹がようやく口を開いた。声が震える。両足が根でも生えたようにすくんで、その場から一歩も動くことができない。
「は? 嫌がってる? 何言ってんの? お前。どう見ても喜んでるじゃん、これ」
 小馬鹿にするように言い放つと、龍星は千織を見てにたりと笑った。
「そら、こっちもだ」
 勢いづいた手が股間に伸び、女の恥所をもぞもぞとこねくる。
「あ、あうっ……」
 指の腹で割穴を揉みほぐすような愛撫を受け、千織の秘部は瞬く間に芳醇な湿り気をたたえ始めた。
「へへ、もう我慢できないや、俺」
「あっ、やっ……いやっ……りゅ、龍星、くん……やめてっ……」
「何がやめてだよ。ほら、さっさと脱げって」
「だ、だめ。だめだってば……んっ……」
「(よ、よせ……! やめろっ……!)」
 龍星に服を剥ぎ取られていく千織を見つめながら、友樹は何度もそう叫んだ。だがその声は決して音にならず、固まった身体はいくらもがいても一向に動こうとしない。
「ぅ、うぅんっ! やっ!」
 気がつけば何もない暗闇の中、満月のようにぽかんと浮かぶスポットライトの真下で、一糸まとわぬ姿の千織が全裸の龍星に組み伏せられていた。
「あ、やっ……」
 身体の間に腕を割り込ませ、何とか龍星を押しのけようとする千織だが、欲情に猛った男の力には到底かなうはずもない。
「ひひ」
 龍星は下品な舌なめずりをすると、獲物を狩る獣のように千織へ襲いかかった。
「それ」
 両の手首をつかみ、ばんざいをさせたまま首筋へとかぶりつく。
「ほら、舌出して、舌」
「ん、ん……」
 おずおずと差し出された舌に自分のざらついた舌を絡ませると、ぶちゅぶちゅ粘っこい音をさせながら口内の隅々までを丹念に味わい尽くした。
「それにしても、さ」
 にやけた顔が、千織の上半身へとずり落ちる。
「おばさん、ほんとに四十代? すべすべの綺麗な肌しちゃってさ。おっぱいだって、ほら」


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[ 2017/10/17 11:55 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・2

          2 悪夢と現実

「実はさ、友樹」
 テーブルについた龍星が、薄笑いで口を開いた。
「俺たち、付き合ってるんだ」
 軽い調子で言うと、隣に座る千織の肩をひょいと抱き寄せてみせる。
「え? ど、どういう、こと……?」
「どういうことって、だからさ」
 事態を飲み込めずに固まる友樹を見下すように笑うと、龍星は千織の脇下にねじ込んだ手を右乳へ伸ばした。
「こういうことだよ」
「ん、うぅんっ……」
 服の上からでも分かる豊かな膨らみがぐにゃりと歪んで、母が鼻にかかった吐息をこぼす。
「え、え……?」
 眼前の展開に、友樹は言葉を失った。なぜこんなことになるのか、理解がまるで追いついてくれない。
「へへ、相変わらずのんびりしてるな、友樹は」
 自分の所有物だと誇示するように、龍星は千織の乳房をたぷたぷとすくい上げた。
「そんなだから取られちまうんだよ。大好きな母ちゃんをさ」
 胸を握ったまま首筋に舌を這わせると、薄めの耳たぶを味わうようにくにくにと噛む。
「やっ……やめっ……」
 龍星の淫行に、千織は身体を振って抵抗した。叱るような目で睨みながら、何度もその手をはねつけようと試みる。
「ほら、こっち」
 空いた左手で千織のあごをつかむと、龍星は抵抗をねじ伏せるように正面を向かせた。
「ふひひ」
 不気味な笑い声をあげながら、舌技の集中砲火を始める。
「ふっ、ふぅっ、んっ、ぷはっ……」
 まずは千織の顔の至るところに唇を押しつけ、その隅々までをたっぷりとねぶった。
「あっ……んっ……や、いやっ……」
 ねちっこい吸着音に、龍星を拒絶する母の声が重なる。
「へへ、まだまだ」
 ねっとりと糸を引く龍星の唾液に、千織の滑らかな肌がべたべたと汚れた。ついばむような口づけの音に、時折ちゅうううっと皮膚を吸い上げる不快な音が混ざる。


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[ 2017/10/16 15:21 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・1

          1 衝撃の告白

 二人の男女と一人の男が、テーブルを挟んで向き合っている。
「な、何だって!?」
 笹井友樹(ささいゆうき)が立ち上がって叫ぶと、弾みで倒れた椅子が騒がしい音を立てて後ろに転がった。
「だからさ、友樹」
 座ったまま応じるのは、中学で同級生だった鰐渕龍星(わにぶちりゅうせい)。
 いかにも最近の若者らしい垢抜けた雰囲気は地味な友樹と対照的だが、当時は不思議と気が合いよく遊んだ。卒業後は進路が別れて疎遠になったが今も親友といっていい間柄だ。
「俺、千織(ちおり)さんと……お前の母さんと、付き合ってるんだ」
「な……ぬなっ……なっ……!」
 五年ぶりに会った親友の口から突然飛び出した衝撃の告白に、友樹は酸欠の魚みたいな顔で口をパクパクと動かす。
「か、母さん」
 龍星の隣に座る母、千織に目を向けた。
 ブラウスにスカートという落ち着いた服装だが、決しておばさん臭くはない。むしろ清楚な印象すら与えるその佇まいは、柔和で優しい母の顔立ちにぴったりであった。
「わたしも、好き。龍星くんのこと、とっても大事に思ってる」
 千織は穏やかに、しかしはっきりと友樹に向かって宣言した。
「っ……!」
 友樹の胃がぎゅっと絞まる。全身の血が頭に逆流して、今にも血管の一本や二本、ぶちっと切れてしまいそうな気分だ。
「い、いつから……?」
 かすれた声で、やっと尋ねる。
「去年の夏、ちょうど今頃だな。駅でばったり千織さんと会ってさ」
 弾んだ声でなれそめを語り出すと、龍星は続きを促すように千織を見やった。
「うん。それでお茶をしたの。駅前の喫茶店で」
 話を引き取った千織に、龍星がいたずらっぽく笑いかける。
「初めは近況を聞かせてとか言ってたのに千織さん、どんどん自分の話ばかりになって」
「う、うーん。だって、それは……ねえ」
 龍星の指摘に頬を赤らめると、千織は話をごまかすように語尾を濁した。
「それから連絡を取ってちょくちょく会うようになったんだ。パソコンの調子が悪いから診てほしいとか、お礼にご飯でもとか、そんな感じで。そしたらあとは、まあ自然に……」
 男女の深い仲になった。龍星の口ぶりからそんなニュアンスが漂う。
「そ、そう……」
 二人の話を、友樹は頬をひくつかせながら聞いた。得体の知れない感情がざわざわと背筋を駆ける。にわかには信じがたい内容だが、両者に嘘をついている様子はなかった。
「ごめんね、友樹」
 千織が申し訳なさそうに口を開く。
「母さん、淋しかったのかも。あの人のいない生活にやっと慣れたと思ったら、今度は友樹が遠くに行っちゃって、本当に一人になった気がしてたから」
「……!」
 バットで殴られたような衝撃が、友樹の頭を走った。
 とてつもなく痛い言葉だった。
 高校卒業後の進路を決める時、友樹は経済的な負担と将来の高収入を考え、奨学金を出してくれる遠くの大学を選んだ。早くに父を亡くして以来、長い間一人で自分を育ててくれた母を楽にしてやりたい。そんな一心での選択だった。
 だが、その判断が裏目に出た。
 母にとっての一番は今までも、そしてこれから先もずっと自分。
 何の疑いもなくそう信じていた友樹だが、現実は自分のあずかり知らぬところでまるで違う方向へと進んでいたのだ。
「そ、そう……」
 友樹はからからに乾いた口をこじ開け、かすれた声で話し出す。
「だったら、それでいいんじゃ、ないかな。これは二人の問題……なんだしさ。僕がとやかく言うような話でも、ないわけだし……」
 胸の内に湧き上がる何もかもを抑えつけながら、やっとのことでそう言った。
 仕方なかった。
 母の心情も考えずに自分の思いだけを優先させた息子がこの状況で言えることなど、他にはない。今になって己の決断をどれだけ悔やんでみても、全ては後の祭りだ。
「ありがとう、友樹。安心したよ。これで心置きなく千織さんと付き合うことができる」
 いつの間にか母の隣に座っていた親友が、嬉しそうに言う。
「本当にごめんね。でも、変な気兼ねはしないで。ここは友樹の実家なんだから。ね?」
 知らないうちに自分のものではなくなっていた母が、とりなすように笑った。
「あ、ああ……」
 すっかりパートナーといった感じで呼吸もばっちりの二人に、友樹は引きつった作り笑いで応じるしかなかった。


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[ 2017/10/15 16:18 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)