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寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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奪われた女たち――母は、親友と――・35

 羞恥心にわずかな怒りが入り混じる千織の目を、龍星が上からじっと見下ろす。
「う、うぅ……」
 呻くような声をあげながら、千織が両膝の裏に手を挟んだ。おずおず太股を持ち上げると、黒光りした陰部をぱっくり龍星の前にさらけ出してみせる。
「わ……」
 凍った扉をこじ開けるように、口を開いた。
「わたし、笹井千織は……今から龍星くんの立派なオチンチンを入れてもらって、家族の前でたっぷり……い、イかせてもらいたいと……思います」
「はい、よく言えました」
 満足そうに口元を緩めると、龍星はすぐさま千織を裂くように剛直をねじ込んだ。
「んっ! あっ……んああああっ!」
 千織がほとんどケダモノじみた咆哮をあげる。一物が肉孔をめりめり押し開く音が、友樹の耳にまで聞こえてきそうな挿入だった。
「あー、やっぱいいわ、千織さんの中。ぷりぷりの肉がうにゅうにゅっと絡みついてきてさ。動かなくても出ちまいそう」
 わざと下品な擬音を選んで言うと、龍星は腰を浮かせて本格的な抽送を始めようとする。
「り、龍星!」
 待ったをかけるように、友樹が叫んだ。
「お前、本当に……本当に、母さんの、こと……」
「もちろん」
 一言だけ返すと、龍星はゆっくり、顔だけで振り向いて友樹を見つめた。
「何度も言わせるなよ、友樹。これはお互い合意の関係なんだっての」
 恐ろしいほどに冷たく、無感情な目つきでそう吐き捨てる。
「そ、そんな……そんな……」
 改めての死刑宣告に、友樹はすっかり言葉を失ってしまった。どうしようもない敗北感が、華奢な身体をぎりぎりと荒縄のように締める。
「俺は本気だ。少なくとも、母親を一人置いて遠くの大学に行くような奴よりはずっとな」
 龍星は落ち着いた調子で、しかしはっきりと続けた。
「……」
 痛いところを思いきり突かれ、友樹はもはや口を開くことさえもできない。
「……とにかく、だ」
 龍星は少し間を空けてから、話を切り替えるように言葉をつないだ。
「大事なのは今、俺と千織さんが愛し合っているっていうこと。それだけさ。まあ、ちょっとセックス方面が充実しすぎてて細かいところが吹っ飛んじゃってるのは問題かもだけどな」


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[ 2017/11/18 11:49 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・34

「はっ、はぅんっ!」
 真っ赤に充血した肉豆をなでつけられた途端、千織はひときわ甲高い声を上げて激しく首を横に振った。
「せっかくだからさ、お前にも教えてやろうか。千織さんのエッチなとこ」
 声だけを友樹にかけると、龍星は身体をずらして千織の耳に唇を寄せる。
「まずはクリトリスを刺激しながらこうやって……」
 縁を甘噛み、穴に舌をねじ込んでからちゅぷちゅぷと耳たぶをしゃぶった。
「あんっ!」
「お、いい声。はい、じゃあこっちも」
 千織の首を軽くひねると、もう一方の耳も同じようにたっぷりとねぶってみせる。
「ふ、ふぅんっ!」
「へへ、ほんと可愛い声で鳴くんだよな、お前の母さん。それに……」
 唇を吸い上げ、首筋へと舌を這わせた。
「唇も柔らかくて美味しいし、肌もすべすべ。手で竿と玉を弄られるのとかさ、もうすっかりやみつきなんだ、マジで」
 蛭のようにうねうねと進んだ舌は肉の山を登り、やがて頂にそびえる突起へと到達。
「おっぱいはふかふかだし、乳首の吸い心地も最高。こんな風にぱふぱふしながら乳輪を舐め回すのとかさ、多分何時間でもやってられるわ、俺」
 ひとしきり乳房の柔みを堪能してからさらに下へ移動すると、今度はへその穴をれろれろと舌先でほじくり始めた。
「へへ、こんなところまで美味い。何だか全身で俺の精子を搾り取りに来る感じなんだよな、お前の母さん。身体の相性もばっちりでさ、抱き合うとお互いの肌がぴたっと吸いつくんだ。すっげー気持ちいいぜ」
「っ……」
 龍星が連ねる下卑た言葉の数々を、友樹は奥歯を噛みしめながら黙って聞いた。何もかもが聞きたくもない情報だったが、なぜか意識から遮断することはできなかった。
「あー、もう我慢できねーや、俺」
 たまりかねたように漏らすと、龍星がむくりと身体を起こした。
「挿れるよ、千織さん。でも、その前に……」
 背中を丸めて、千織にひそひそと耳打ちをする。
「えっ……?」
 瞬間、千織の顔色が変わった。
「そ、そんな……そんな、こと……」
「ん? 何? できないの? 千織さん」


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[ 2017/11/17 11:44 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・33

「見なよ。もうこんなに濡れてる」
「だって、こんな、こんなの……」
 薄っぺらな布一枚で覆われた秘唇を五本の指で順になぞられ、千織は照れたような顔で目を斜に逸らした。
「そらっ」
 染みの広がった下着を勢いよくずり下ろすと、龍星は千織の女陰に舌を食い込ませる。
「んんっ!」
 千織のあごが跳ね、裂け目から淫水がぷしゅっと噴き出た。
「うお、今日はいつもよりすごいね」
 あふれ出す愛液でひとしきり喉を潤すと、
「ん……?」
 龍星は置き物のように固まっている友樹にちらりと視線を飛ばした。
「何だ、いたのかよ、友樹」
 千織の股ぐらにぐいと顔を押し付けたまま、初めてその存在に気づいたような調子で淡々と話しかける。
「ていうかさ」
 右手が、左の乳房にぺたりと重なった。
「すごい神経してるな、お前。俺は冗談で言ったのに、まさか本気で入ってくるなんて。普通しねーだろ、恋人に抱かれる母親を目の前でガン見とか」
 壊れ物でも扱うような優しいタッチで千織の柔乳をこね回しながら、龍星はやや非難めいた目つきでそう言い放つ。
「お前は俺のことを邪魔な奴とか思ってるのかもしれないけどさ、この場合邪魔なのはお前の方だからね? 完全に」
 空いた方の手で千織のくびれを上下にさすると、今度はわがままな息子を諭す父親のような態度で静かに語りかけた。
「っ……!」
 友樹は唇をきゅっと結んだまま、無言でその場に立ち尽くすことしかできない。
 何を言われても、ここから離れたくなかった。
 今出ていったら、本当に何もかもが終わってしまう。
 自分が踏みとどまっている限り、母が注意を向けてくれる可能性はまだあるのだ。どれだけ虚しい抵抗でも、どんなに儚い希望でも、ここで投げ出すことだけはしたくない。
「……やれやれ。まあいいけどさ、別に。見たきゃ見てても」
 諦めたように言い捨てると、龍星は再び千織の肉体に視線を戻した。
 腰から滑り落ちた手が黒ずみをかき分け、盛り上がった肉芽にぴょんと飛びつく。


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[ 2017/11/16 11:51 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・32

 それだけ言い捨てると、龍星は千織とともに仏間の奥へ消えた。表情こそ見えなかったが、その背中は確かに笑っているようであった。
「っ……!」
 焦燥感に胃を絞られながら、友樹は二人の後を追った。
「あ、あぅうんっ……」
 半分ほど空いたふすまの向こうから、早くも母の微かな喘ぎが聞こえてくる。
「くっ……」
 血が出るほどに、唇を噛んだ。
 入ったら、何かが終わるのではないか。
 漠然とした予感が、消えない炭火のように胸の奥でくすぶる。
 でも――。
 それでも――。
「くそっ!」
 友樹は音を立てて仏間に踏み込んだ。冷静な判断力など、とうの昔に失われていた。
「あ、あぁんっ!」
「!!」
 目に飛び込んできたのは、放り出された布団の上で絡み合う男と女。
「ん、んんっ……!」
 喪服姿の千織が、胸をはだけた状態で龍星に組み敷かれている。赤の下着から豊かな乳房がこぼれ出しているが、美しく整った顔はなおもベールに隠されたままだ。
「へへ。たまらないな、この感じ。背徳感っていうの? ほんと、興奮が止まらないや」
 一方、上にのしかかる龍星は既に全裸。臨戦態勢のペニスがグロテスクなほど脈を打って、待ち切れないように千織の秘部を狙いすましている。
「り、龍星くん……やっぱり、ここでは……」
「大丈夫さ。旦那さんにも見せてあげればいい。言えばいいんだ。わたし今この人に抱かれてすごく幸せですって」
 龍星は千織のベールを引き上げると、両の乳房をこね回しながら唇を奪った。
「んっ、んんっ」
 千織の口から、鼻にかかったような甘い吐息が漏れる。
「ふんっ」
 龍星の左手が千織の下半身へと伸び、スカートがまくり上げられた。
「へへ」
 あらわになった濃赤のパンティーにちらと目を落とすと、龍星は素早くクロッチの奥に指を滑り込ませる。


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[ 2017/11/15 11:40 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――母は、親友と――・31

 そう言って龍星が向かったのは、仏間。
 さっきまでの神妙な態度はどこへやら、滾ったオスの顔で喪服姿の未亡人をすたすたと奥に運んでいく。
「ま、待て!」
 敷居をまたごうとする龍星の背中に、友樹が声をかけた。
「な、何言ってるんだよ、こんな日に……」
 やっとのことで、そう絞り出す。
「こんな日にって……お前こそ何言ってるんだ? 友樹。こんな日だから、だろうが」
 首だけを後ろに向けて振り返ると、龍星はこともなげにそう返した。
「言っただろ。旦那さんに話をするって。墓じゃなくて仏壇にいたら悪いからな。こっちでも一応やっとくってことさ」
「っ……」
 とんでもないことをさも当然のように語られ、友樹の心がぞわぞわと不気味に波立つ。
「か、母さん……」
 すがるような目で、千織を見つめた。
 さすがにこれはない。この状況なら、きっと自分に助けを求めてくれるはず。そう信じて、ありったけの思いを眼差しに込める。
 だが、千織と視線が交錯することはなかった。
「……」
 母はベールの向こうで気まずそうに目を逸らすと、言葉を知らない幼子のように黙り込み、そっと龍星の首にしがみついてしまった。
「へへ、そういうこと。俺、今日はかなり本気でお前の母さんとセックスするからさ。何なら目の前で見てもいいぜ? のぞきなんてケチな真似しないで」
「なっ……!」
 品のない友人の物言いに、友樹の顔が歪んだ。龍星への怒りと、自分の行為が筒抜けだった恥ずかしさが相まって、両の拳がわなわなと震える。
「ま、その気になったらいつでも来いよ。俺はギャラリーなんていない方がいいんだけどさ。お前は特別だ。ご招待ご招待。それに……」
 ふざけた調子のまま、龍星が言葉をつないだ。
「どうやら息子に見られると燃えちゃうタイプみたいだしな、お前の母さん」
「っ……!」
 友樹はビンタでも張られたように顔を歪めた。耳の奥でツーンと音が鳴り、まぶたの裏側がちりちりと、花火のように燃える。
「じゃあな、友樹」


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[ 2017/11/14 12:05 ] 奪われた女たち 母は、親友と | TB(-) | CM(0)