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寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・9

「おお、いい音だ! そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃあっ!」
「ひっ! いやっ! ひぃっ! やめてっ! 許してぇっ! ひ、ひいいいいっ!」
 露木が続けざまに連打を繰り出すと、咲野子は髪を振り乱しながら、おそらく人生で一度も出したことがないであろう金切り声をきんきんと喚くように張り上げ続ける。
「んだよ、ひーひーうるっせえなあ。ほれ」
 露木はズボンのポケットから帯封がなされたままの札束を取り出すと、轡のようにぐいっと咲野子の口へ押し込んだ。
「ん、んぐ……」
「そのまま咥えてろ。最後まで落とさずにいられたらその百万、小遣いにくれてやる。だが、もし落としたらさらに楽しいお仕置き追加だ。いいな?」
 何も言えなくなった咲野子にサディスティックな微笑みでそう言いつけると、露木はまたもひゅんひゅんと風を切るようにベルトを操り出した。
「そら、どうした!」
「んんっ!」
「あぁ? 何だぁ? 聞こえねーぞぉ? そらっ! そらぁっ!」
「んっ! んんんっ!」
「許してほしいんだろ! だったらもっとケツを振りやがれ! 薄汚えマ○コ見せつけながら俺に媚びでも何でも売ってみせろ! そら、そら、そら、そら、そらぁ!」
「ん! んん! んっ! んんっ! んんんんーーーーーっ!」
 露木にあらゆる方向から縦横無尽の責めを受けるたび、咲野子は真っ赤に腫れ上がった尻をくねらせながら、目に涙をためて歯と札束を食いしばった。
「ひっひ、ぼちぼち出来上がったかな」
 ベルトを放り出してぺろりと一つ舌なめずりをすると、露木は咲野子の背中を蹴って身体をごろんと床に転がす。
「よっ……と」
 瞬く間に服を脱ぎ捨て、うつ伏せに倒れた咲野子の上にのしかかると、はちきれんばかりに膨張したペニスをずぶりと陰部に挿入した。
「おお、もうぐっちょぐちょ。俺の教育的指導による優秀な成果ってやつだな、これは」
 ウォーミングアップのように腰を前後させながら、口を緩めて自画自賛の言葉を吐く。
「制服姿で尻をひっぱたかれて感じるなんて、やっぱり咲野子は欲求不満の淫乱女なんだな。学園のアイドル様がこんなど変態だったなんて、お前に憧れてた連中が知ったらびっくりして小便漏らしちまうぜ、きっと」
「ん、んんっ! んんん!」
 露木が品のない言葉を口走りながら抽送を早めると、それに合わせるように咲野子の嬌声も少しずつトーンが上がった。
「へっ、エロい顔できゅんきゅん締めつけてきやがって」
 もはやあふれ出る情欲を隠しもせず、とろけた目で頬を紅潮させる咲野子を、露木は興奮の表情でちらりと一瞥する。
「おらっ!」
 本腰を入れて、熱い肉棒をさらに咲野子の奥へとねじり込んだ。
「ん、んぐんんーーーーっ!」
 咲野子の頭がびくんと跳ね上がり、柳のような曲線を描く腰がくねくねと、よりいっそうの快楽を求めるように大きくうねる。
「おらおらおらおら!」
「ん、んっ、んんっ、んーーーっ!」
 露木がピストンを加速させると、二人の性感は一気に最高点に向かって昇り始めた。
「ん、んんっ! んぐーーーっ!」
「んーんーうるせーんだよ、このスケベ女! おら!」
 背中の上で乱れ跳ねる咲野子の髪を、露木が両手で束ねるようにがっちりとつかむ。
「こうか! おら、こうかよ! あぁ!?」
 流れるような漆黒の髪で綱引きをしながら、露木は残忍な凶暴性を剥き出しに咲野子の尻をめった突きに突きまくった。
「んっ! んんっ! ん、んぐ! んぐぅ!」
 巨大なペニスがすっかり充血したヴァギナをせわしなくかき回すたび、くぐもった咲野子の叫びと湿った肉の摩擦音が、ところ狭しと辺りに響き渡る。
「おら、いくぞ! しっかり受け止めろよ! おら! おら! うぉらぁ!」
 野卑な叫び声をあげながら、露木が強烈なピストンで一気にフィニッシュまで持ち込んだ。
「あ、あぁあーーーっ!」
 瞬間、強烈な絶頂を迎えてのけぞった咲野子の口から、百万円の束がぽろりと落ちる。
「あーらら」
 露木は淫水にまみれたペニスをずるりと抜いて立ち上がると、
「はい、残念でした、っと」
 札束を拾って、自分の精がこびりついた咲野子の頬をおちょくるようにぺしぺしと叩いた。
「あ、あう……」
 そんな屈辱的な仕打ちを受けてもなお、咲野子が絶頂から覚める気配はない。
「うぅ……」
 それだけではなく、何かを訴えかけるような目で露木を見つめ、もどかしそうにうねうねと身体をよじらせていた。


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[ 2016/11/17 14:57 ] 奪われた女たち ある妻と娘の場合 | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・8

「さて。メイクも済んだところで本番を始めるとしようか」
 いけすかない国語教師を思わせる気取った口ぶりで言うと、露木は咲野子を立たせて、本の朗読を命じた。タイトルは『犯された女子校生』。その名が示す通り、ひねりも何もないごくありふれた筋の官能小説だ。
「一回でも噛んだり、ちょっとでも止まったりしたら教育的指導だからな」
「は、はい」
 再び背後に回った露木に威圧されながら、咲野子が緊張の面持ちで口を開いた。
「その男は、何の前触れもなくうちに乗り込んできました……」
 よく通る澄んだ声で淫猥な言葉が紡がれ出すと、
「ひひ、そうそう。昔もそんな風に綺麗な声で男を誘うように演説してたよな」
 露木はありもしない妄想を咲野子の耳元に吐きつけ、蛙のように喉をぐふっと鳴らしながらにやついた笑みを浮かべる。
「そらっ」
 骨っぽい指が、突然身体をまさぐり出した。
 痴漢のような手つきで咲野子の制服の中に左手を滑り込ませると、ブラの上から乱暴に両の乳房を揉みしだいた。一方右手はといえば、昂ぶる情欲をそのままぶつけるようにスカートの奥へと突っ込まれ、ぐにぐにと力任せに尻から腿にかけてをなで回している。
「へへ、やっぱいい身体してるよな、咲野子は。肌がもっちりと吸いついてきて、どこを何回触っても全然飽きがこない」
「わたしの、身体は、その全てが敏感になって……どこか、むずがゆいような、感覚に……」
 露木の下品な感想に耳を貸すこともなく、咲野子は懸命に朗読を続けた。
 おそらくは、ただ目に入った字面だけを言葉にしているのだろう。官能的な情緒とは無縁の酷い棒読みが、途切れないぎりぎりの速さでリビングに響く。
「そら、今度はこっちだ」
 ひとしきり尻肉の触感を堪能すると、露木は右手を前に回して恥毛をくいくいと引っ張り、チャックでもするように割れ目の上をつーっと指でなぞった。
「あれ、なんかしっとりしてるな。もしかして、もう濡れてるのか?」
 面白そうに言うと、
「どれ、ちょっと確かめてみよう」
 スリットに中指を潜り込ませ、くちゅくちゅと咲野子の穴をかき回しにかかる。
「骨ばった太い指が、わたしの中に、入り込んで、き、てぇんっ……」
 敏感な肉ひだをくにくにと弄り回され、淫水の染み出す音が聞こえてくると、咲野子の声に微かな喘ぎの色が混ざり始めた。
「ほら、ここなんだろ。咲野子の気持ちいいところ。分かってるんだぜ? 俺が毎日たっぷり突きまくって開発してやった、最高のGスポットだもんな。ほら、いいだろ? ん? ほら、ほら、ほら、ほら」
「あふれた、お、おつゆがぴちゃぴちゃといやらしい音を立てて、わたしの、お……おま……んっ……んんーーーっ!」
 露木に弱い部分を集中砲火されるうちに軽くイってしまったのか、咲野子が声を詰まらせ、朗読はあっさりと止まった。
「あーあ、やっちゃった」
 愛液でびちゃびちゃに濡れた指をぺろりと舐めながら、露木はしてやったりといった表情でにたりと口角を上げる。
「さて、それじゃあお仕置きだな」
 嗜虐の光を眼に浮かべながら、露木は雅文と真穂の間に割り込むようにして咲野子を壁際へ押しやった。
「そこに手をついてケツを上げろ」
「っ……う……」
「へへ、いい格好だな」
 服従のポーズをとる咲野子をなめるように見下ろすと、露木は風圧が生まれるほど勢いよくスカートを捲り上げてみせる。
「やっ、やんっ!」
 反射的に、咲野子の口から少女のような悲鳴が漏れた。
「おお、これこれ」
 声を弾ませる露木の目の前であらわになったのは、いつも着けている大人っぽいデザインの下着ではなく、いかにも清楚な女子学生が履いていそうな純白のコットンパンティー。
「昔階段の下から覗いてやった時も確かにこんなパンツだったな。もったいぶらずにさっさと見せればいいのに、お前ときたらやたらガードが固くてよ。決定的瞬間を捉えるまでにはまあ苦労したもんだぜ」
 手前勝手な回想を喋ると、露木はさっきとは打って変わってゆっくりと、咲野子の羞恥心を煽るようにパンティーを下ろして右足を抜いた。
「ひっひ。どーれ、と」
 自分の腰に巻かれた革ベルトをおもむろに外すと、輪を作って両端を引き、ぱんぱんと威嚇するような音を何度も鳴らしてみせる。
「あ、あの、何を……」
「あぁ? いいから黙ってケツを上げてろ」
 怯えた顔で質問する咲野子を理不尽な体罰教師のような声で容赦なく叱責すると、
「全く、あの程度の本もまともに読めないなんて……」
 露木はベルトを持った右腕を、いきなり大上段に振りかぶった。
「お前は本当に頭の悪いバカ女だ……なっ!」
 まるで野球の投手が全力投球でもするみたいに、突き出された尻に向かってベルトのムチを思い切り叩きつける。
「ひ、ひいいいぃっ!」
 すぱあぁん! という乾いた打撃音とともに、咲野子の悲鳴がリビングに響いた。


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[ 2016/11/15 11:44 ] 奪われた女たち ある妻と娘の場合 | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・7

          2

 実原家のリビングには、露木が持ち込んだ学校用の机と椅子が置かれていた。
「っ……」
 何ともやりにくそうな顔で座席についているのは、高校のセーラー服に身を包んだ咲野子。
 さすがに女子高生を名乗るには少々苦しい外見だが、体型には全くといっていいほど変化がないようで、およそ二十年ぶりに袖を通したという制服も見事に着こなしている。
 咲野子が初めて露木に抱かれた日から、一ヶ月。
 あれ以来、露木はほとんど無尽蔵とも思える精力で、獣欲の赴くまま咲野子を犯し続けた。
 夜毎の寝室はもちろん、風呂場にリビング、キッチンに玄関。
 雅文がいようが真穂に見られようがそんなことは気にも留めずに、家の中のあらゆる場所で咲野子の熟れた身体を徹底的にしゃぶり尽くした。
「よーし、じゃあぼちぼち趣向を変えてみるか」
 爛れた日々が続き、さすがにノーマルなセックスにちょっと食傷気味になったのか、露木は突然そんなことを言い出した。
 そうして至ったのが不可解な、それでいて不安ばかりが募るこの状況、というわけである。
(何だっていうんだ……)
 雅文は参観者として、真穂と二人で後ろの壁際に立たされていた。
 ちなみに、両者とも一切の発言を露木によって禁じられているため、何が起こっても異議を唱えることはできない。
「ふふ。久しぶりに見たが、やはりその制服がよく似合うな、咲野子は」
 スーツ姿の露木が満足そうに頷いて、ゆっくりと咲野子の後ろに回った。
「おお、この匂い、この匂い」
 首筋に顔を近づけると、犬みたいにくんくん鼻を鳴らしながら、女性特有の甘やかな芳香を念入りに堪能する。
「言いつけ通り昔と同じ状態にしてきたようだな。今の香水も悪くはないが、やっぱりお前はこの匂いが最高だ」
 そこまで言うと、露木が何か思い出したようにそういえば、と言葉をつなげた。
「一度、お前の後ろの席になったことがあったな。あの時はズボンのポケットに穴を開けて、授業中ずーっとチ○ポをしごいてたっけ。ちょうど夏服でよ。鼻をくんかくんかいわせながら透けブラだの袖から見える腋だのをオカズに延々とこすりまくるんだ。あんまり毎日やるからしまいには裏筋がミミズ腫れみたいに赤くなっちまってさ。いや、懐かしい懐かしい」
「……」
 何とも陰湿な武勇伝を自慢げに語る露木に、咲野子は氷のような無表情で応じた。
「うぅ……」
 一方雅文の横では、真穂が心底気持ち悪そうな声をあげながら、まるで汚物でも見るような表情で居心地悪そうに身体をもぞつかせている。
「あの頃はただ後ろから見て、匂いを嗅ぐだけだったが……」
 露木の骨ばった手が咲野子のしなやかな御髪をかき上げ、蛇のような舌がやや薄い耳たぶをちろちろとねぶった。
「今はこうして触れることができる。自由に、好きなように扱うことができる」
「ん、んっ……」
 弄ばれる嫌悪を抑え切れないように、咲野子がもじもじと左右に身をくねらせる。
「へへ、いい気分だな。ほんと、いい気分だ」
 そんな咲野子の態度さえも興奮の燃料に変えると、露木は濁った目を不気味に輝かせながらズボンのチャックを勢いよく下ろした。
「ひっひ。こっちもあの頃みたくぎんぎんになってやがる」
 はち切れんばかりに猛った一物をぼろんと引っ張り出し、咲野子の正面にどっかと立つ。
「おお、おおお……」
 野犬の遠吠えみたいな声でうなりながら、ごしごしと手淫を始めた。
「おら、顔出せ!」
 潰すように咲野子の上半身を机に押しつけると、
「おぉ、おぉお、うぉおおおっ……」
 びきびきと太い青筋の立った剛直を顔の前に突きつけ、さらに早い速度で手を上下に激しく動かしていく。
「さ、咲野子、咲野子、咲野子、咲野子おおおおっ……うっ!」
 ほどなく、発射。
「き、きゃっ!」
 同時に、白濁のシャワーを顔いっぱいに浴びせかけられた咲野子が甲高い悲鳴をあげた。
「ふう、出た出た。昔は休み時間にトイレでフィニッシュだったからな。ようやく本人の顔にぶちまけてやることができたぜ。お、いい感じにぶっかかったな。よーし」
 なおも衰えることのない一物をぬっと近づけると、露木は絵でも描くような動きで咲野子の顔面にべたべたと生臭い精子を塗りたくり始めた。
「ほい、ほい、ほい、ほぉれ」
「っ……ぅ……」
 極太のペニス筆がリズムよく揺れるたび、端正に整った美しい顔に白子の化粧がこってりと施されていく。
「ひ、酷いよ、あんなの……」
 真穂はそう呟くと、正視にたえないといった様子で辱められる母からそっと目を背けた。
「っ……くっ……」
 一方、隣に立つ雅文はといえば、自分のシャツの裾を思い切り、ちぎれそうなほどに引いてただひたすら屈辱を耐え忍ぶことしかできない。


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[ 2016/11/13 16:50 ] 奪われた女たち ある妻と娘の場合 | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・6

「へへ、そっちもだいぶ発情してきたようだな。スケベなメスの匂いがぷんぷんするぜ」
 露木はじっとりと汗ばんだ咲野子のうなじにべろりと一つ舌を這わせると、
「よし、このまま抜かずにもう一発だ」
 今度は逆方向に身体を反転させ、上になった咲野子の股に腕を挟んで二本の足を高々と持ち上げてみせた。
「そら、よっ!」
「あ、あぁあっ!」
 広げた大股と、それを貫く屹立した肉塊。
 ぐちょぐちょと湿った音を立てる結合部をドアの向こうへと見せつけるような体勢で、再び抽送が始まる。
(ま、まだやるのか……)
 雅文は青ざめた顔で、瞬きもせずに二人のまぐわいを見つめた。
 薄暗い部屋にぼんやり浮かぶ咲野子のヴァギナは、精液と愛液の混ざった汁を泡立てながら初めて味わう性の悦びを貪るようにひくひく蠢いている。咲野子の肉体が露木の凶悪な男根を受け入れ、めくるめく快感を得る糧としていることは、もはや誰の目にも明らかに思えた。
「ひっひ。澄ました顔して、実はとんでもない淫乱女だな、お前。もうすっかり俺のこいつになじんでやがる」
 楽しそうに言葉でいたぶりながら露木が乳房を乱暴に揉みしだくと、
「あ、んっ……!」
 吐息を思わせる咲野子の喘ぎに、痺れるような快楽の香りが混ざった。
「そら、そら、そらっ!」
「んっ、んぁんっ、あぁんっ!」
 双丘をわしづかみにされたまま、ぐぼぐぼと音がするほどしつこく女の穴を突かれるうち、咲野子の声色はだんだんと濃い享楽の気配を帯び始める。
「へへ、今度はこっちだ」
 露木は咲野子を起こしてろくろのように回すと、前向きの騎乗位へと体位を変えた。
「自分で腰を振ってたっぷり搾り取ってみせろ、そら」
「あ、あぁんっ!」
 せっつくように真下から突き上げられた途端、咲野子が堰でも切ったようにぐりんぐりんと激しく腰を動かし出す。
「うお。すげえな、これ」
 露木が気持ちよさそうに両目を細めた。よく見れば、何度も深く呼吸をして、どうにか湧き起こる射精感をなだめすかしているようだ。
(咲野子があんな……あんな風に……)
 雅文が悔しそうな顔で、ぎゅっと唇を噛んだ。
 男の固いペニスを胎内に飲み込み、食らい尽くすようにしごき上げる咲野子。
 これまでずっと眠らせていた獣の性を解き放ったその姿は、自分がいくら交わっても決して拝むことのできなかったもの。まさしく未知の光景に他ならなかった。
「そら、出すぞ! 全部受け止めろ! いいな!」
「あ、あんっ! あ、あ、あ、あっ! あぁんっ!」
 小刻みに天を突いてラストスパートをかける露木に、咲野子が前のめりの体勢で尻肉を強く叩きつけて応じる。
「くっ! くぁっ!……あっ、あぁっ……!」
 露木が最後の大放出を果たした。
「あっ! あぁっ!……んっ、んぁあっ……!」
 胎内に白い花火をどくどくと打ち上げられた咲野子が、電流でも浴びたようにびくびくっと身体を硬直させる。
(あ、ああ……また……)
 暗澹とした絶望感に襲われる雅文をよそに、寝室内はそれまでの激しい衝突音が嘘のような気怠い静寂に包まれた。
「ふぅ」
「あ、あう……うぅ……」
 射精の余韻に浸る露木の上で、咲野子は動くことができずにいた。強烈な絶頂感にすっかりあてられてしまったのか、ペニスも抜かず、ただぴくぴくと、陸に打ち上げられた魚のように身悶えるばかりだ。
「へっ、まあいいだろう。とりあえず、娘には手を出さないでおいてやるよ」
 起き上がった露木が、咲野子の髪を軽くなでつけながら、どす黒い笑みで歪んだ唇を耳元に近づけた。
「学園のアイドルだったあの咲野子を好きにできる。このシチュエーションだけでしばらくは十分興奮できそうだしな」
「あ、ありがとう……ございます……今後も精一杯、ご奉仕させて……いただきます……」
 もつれる舌を必死に回して、咲野子がたどたどしく露木に謝辞を述べる。
(さ、咲野子……咲野子……)
 ドア一枚を隔てた廊下では、雅文がなすすべもないまま、まるで制御を失った機械のようにがたがたと身を震わせていた。


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[ 2016/11/11 11:47 ] 奪われた女たち ある妻と娘の場合 | TB(-) | CM(0)

奪われた女たち――ある妻と娘の場合――・5

「ふう……」
 おそらく大量に射精したのだろう。露木がすっきりした顔で、なおも絶頂の余韻に身悶える咲野子の横に転がる。
「へっへ。年の割にはいいマ○コしてんな。出す時にこう、きゅって締めつけてきやがった。お前、本当は嬉しがってんじゃねえの? ああ、もしかしてあの旦那のチ○ポじゃ足りなくて欲求不満だったとか」
 仰向けのままにやついた顔だけを咲野子に向けると、都合のいい軽口をぺらぺらと並べた。
「……も、もういいでしょう? これで、終わりにしてください」
 侮辱をやり過ごすと、咲野子は身体の震えを懸命に抑え込みながら露木に交渉を仕掛ける。
「は? 何言ってんの?」
 咲野子の言葉をろくに聞きもせず、露木がふんと鼻で笑った。
「たったの一回なんかで終わるわけないじゃん。このところどこかの誰かさんが無駄に答えを引き延ばしてたせいですっげえ溜まってるし」
 嘲るような声で「どこかの誰かさん」を強調すると、すぐさま身体を起こして再び咲野子の女体にまとわり始める。
「分かったらさっさとこっちにケツを向けろよ、ほら!」
「や、きゃっ!」
 柔道の寝技を思わせる動きで咲野子を引っくり返すと、腰を持ち上げて四つん這いの体勢をとらせた。
「もっと上げろよ。入れらんねえだろ」
 脅すように言いながら、咲野子の尻をぺしぺしと叩く。
「は、はい……」
 咲野子が観念したようにおずおずと尻を持ち上げ、二つの秘穴を露木の前に晒した。綺麗にすぼまった菊門の下で膣の中を逆流してきたザーメンがどろりとこぼれ落ちるさまが、何とも卑猥に劣情をそそる。
「ひっひ。いいざまだな。いつもお高くとまってたあの咲野子が、空気以下の扱いだった男にケツ穴晒してマ○コから精子を垂れ流してやがる」
 口角を釣り上げて下卑た笑いを浮かべると、露木はふと何かを思いついたように身を屈め、咲野子の耳元にぼそぼそと囁きかけた。
「そ、そんな……そんなこと!」
「あぁ? 精一杯奉仕するんだろ? だったらこれくらいのこと、やって当然じゃねえか」
「っ……」
 咲野子は訴えかけるような目で露木を見つめたが、自分の意思を一顧だにすらしない相手にそんな行為は無意味と悟ったのか、ぐっと感情を飲み込んで右手を己の股間へと伸ばす。
「ど、どうぞ……」
 細くしなやかな人差し指と中指が、鮮やかな桃色に染まる女の入口をくにゅりと開いた。
「さ……咲野子のはしたない淫乱マ○コを、つ、露木様の立派な……お、おチ○ポで、お埋めください……ませ」
 羞恥と屈辱で顔を真っ赤にしながら、与えられた台詞を最後まで言い終える。
「ひっひ、そうそう。精一杯やりますとかほざくなら、最低でもそれくらいは言えないとな」
 満悦の表情でぺろりと一つ舌なめずりすると、露木は腰をぐい、と前に突き出した。
「まあ、あの咲野子のおねだりだしな。しょうがないから入れてやるか」
 もったいぶった調子でそう言うと、目の前のよく熟れた牝穴を押し開くように、ぬらぬらと黒光りした肉棒をねじ込んでいく。
「ん、んんっ……!」
 腹の底を突き上げられるような圧迫感に、咲野子が苦しそうな表情で息を詰まらせた。
「おお、こっちからもいいな。中のひだがみっちり吸いついてきて、抜こうとしたらしつこくまとわりついてきやがる」
 味わうような動きで腰を振りながら、露木は咲野子の中をじっくり侵食していく。
「あっ、あんっ、んっ、やっ……」
 骨ばった男の太腿が打ちつけられるたび、やや小ぶりではあるがぱんと身の詰まった熟尻がぷるぷると細かく波を打った。
「ひっひ。それにしてもいいケツしてやがんなあ。白くて丸くて、柔らかくてよ」
 露木が咲野子の尻を、餅でもこねるような手つきですりすりとなで回す。
「ほんと、こんなエロいケツ見てたらなんだかムカついてくるよなあ」
 不気味な薄笑いを浮かべたかと思うと、教室で意見を発表する時のように、ゆらりと右腕を上げた。
「なあ、おいっ!」
 シミ一つない咲野子の尻っぺたに、痛烈な平手打ちが浴びせられる。
「ひいっ!」
 突然の激痛に、咲野子が喉を引き裂かれでもしたかのような悲鳴をあげた。
「お、いい鳴き声だ! ほら、もっと鳴け! そら! そら! そら! そらぁ!」
「ひっ! ひぃっ! いや、いやああぁっ!」
 調子に乗った露木が執拗に往復ビンタを食らわせると、咲野子の臀部はみるみるうちに朱に染まり、まるで猿の尻のような見た目へと変わってしまう。
「出すぞ、出すぞ! また中に出すぞ、おら!」
 自分の手形で埋め尽くされた咲野子の尻に興奮が高まったのか、露木は大きく足を開くと、膝を直角に曲げた姿勢で本気の挿入を始めた。
「ひ、んっ! んぁあっ! なっ、中は! 中はあぁあっ!」
「おらおらおらおらっ……おらぁっ!」
 髪を振り乱して抵抗する咲野子に何ら構うことなく、一方的なピストンでどくどくと膣内に精を放つ。
「ひひ、もうちょい、と」
 さらに背中の上にかぶさって寝バックの体勢になると、残り汁を注ぎこむようにかくかくと腰を動かし、いかにも気持ちよさそうな顔で下品に小鼻をひくつかせた。


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[ 2016/11/09 18:08 ] 奪われた女たち ある妻と娘の場合 | TB(-) | CM(0)