「きゃっ!」
予想外の感触に、声が跳ねる。
「お、ひくひくすぼまってる。かーわいー」
龍星が尻の肉をつかんで穴を晒したのだ。シワを伸ばすように拡げながら、舌の先でちょんちょんと、ノックでもするように排泄口をつついてくる。
「だ、だめよ、そんなところ! 汚いっ……!」
「大丈夫、汚くなんかないって」
声を荒げる千織を軽く受け流すと、龍星は捺印でもするように舌を菊座へと押しつけた。
「ひ、ひぃっ!」
「へへ、いい声。じゃあ、次はこっち」
するりと前に回って片膝をつくと、今度は千織の股ぐらに顔を近づける。
「ほんと、結構毛が濃いよね。千織さんって」
「……そんなこと言わないの」
茂みを隠すようにもじもじ太腿を上下させながら、千織は小声で龍星をたしなめた。
確かに千織のアンダーヘアーは量が多いし、毛の質も固い。温泉なんかで他の人と比べても黒々とした広がりは明らかに大きかった。別にコンプレックスというわけではないが、改めて男の人から指摘されると居心地の悪い気分になってしまう。
「ごめん。でも調べたんだ、俺。毛が濃い女の人は濡れやすいんだって」
素直に謝った龍星が、今度は得意げに喋り始めた。
「俺、他の女は知らないし、これから先も知る気はないから比べられないけどさ。千織さんが濡れやすいっていうのは何となく分かる気がするよ。ほら」
黒ずみの奥から千織の肉粒を掘り出し、薬指の腹で丁寧にこねる。
「っ……ぅ……」
背筋がじんとするような鋭い刺激に、千織の口から吐息とも喘ぎともつかない声が漏れた。
「ね、どんどんあふれてくる」
水びたしになった一本筋の上を這い回る龍星の指が、巣を見つけた芋虫のように割穴の中へ忍び込む。
「おやおや、濡れてますねー、奥さん」
「う、うぅんっ!」
ふざけたような龍星の言葉にも、千織は切ない甘声でしか応えることができない。
「へへへ、じゃあとりあえず一回……っと」
「んっ、んぁっ……あっ、あっ、あっ……ああぁああっ!」
中をかき回され、早くも絶頂。
水気をたっぷり含んだ粘着音が、狭い脱衣所いっぱいにくちゅくちゅと響き渡った。
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