NTR文芸館

寝取られ・寝取り・寝取らせなどをテーマに官能小説を書いています

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プチNTR5~思い出の君、今いずこ~

 十年後の八月、また出会った彼女は――。









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[ 2015/01/20 00:26 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR4~義母と、違和感と、同級生と~

 変だな、と思った。
「やだ、貴洋ってば。母さんのことじろじろ見て……どうしたの?」
 それは、大学二年の夏休み。
 成瀬貴洋(なるせたかひろ)が、東京から故郷の実家へお盆の里帰りをした日の、夕食でのこと。
「ねえ、貴洋ってば」
「え? あ、い、いや、別に。何でもない」
「そう? じゃあどんどん食べてね。お代わりもあるから」
「あ、ああ」
 いつの間にか手になじまなくなった自分専用の茶碗と箸で、懐かしい炊き加減の白いご飯をぱくつきながら、貴洋はなおもちらちらと一年ぶりに会う義母、亜矢を見やった。
 美しく整った眉に、やや釣り気味で黒目がちな瞳。綺麗にバランスの取れた鼻や、ぷるんと形のいい唇。
 以前は長く結んでいた髪をいつの間にか肩で切り揃えていたことを除けば、全てが昔と何ら変わらないように見える。
「……」
 だがやはり、何かがおかしかった。
 髪型とかそういう外見上の問題ではなく、久しぶりに見た義母は、明らかに以前と雰囲気が変わったように思えた。
「それでね、お父さんのお墓参り、明後日にしようと思うんだけど……」
 亜矢が、東京に行っても別段垢抜けることのない貴洋の凡庸な顔を、覗き込むようにじっと見つめる。
「ああ、いいよ。そういうのはちゃんと行っとかないと。ちょうど三年だしね」
 貴洋は、できるだけ声の調子を変えないように応じた。
「うん。それに……結婚して、十年」
「そっか……もうそんなになるんだ」
 さりげなく付け足された亜矢の言葉に、貴洋は過去を思い返すように奥の仏間を見つめた。

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[ 2014/12/31 13:57 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR3~サプライズ~

 三島康太(みしまこうた)の胸は、高鳴っていた。
 初めて出来た彼女への、初めてのサプライズ。
 そんなイベントを起こせる日が自分に来るなんて、思ってもみなかった。

「じゃーん!」
「え、うそ? 康太? 何で何で? 用事があるんじゃなかったの?」
「そんなわけないだろ。今日は美奈と付き合って半年の記念日だもんな」
「えー? 覚えててくれたんだ。やだ、すっごい嬉しい」

「……むふふ」
 最愛の彼女、池田美奈(いけだみな)とこれから交わすだろうやり取りを想像して、康太は一人にやにやと口元を緩めた。
 小柄だがバランスの取れたプロポーション。
 背中に伸びたさらさらの綺麗な茶髪に、細く整った眉とぱっちり大きな目。
 通った鼻筋に、潤いたっぷりの唇。
 はにかむような笑顔と、時折のぞくチャーミングな八重歯。
 美奈の全てが、康太にとってはどんな天使や妖精よりも愛らしく、魅力的に思えた。
「へへへ……」
 電車の吊り手にぶら下がって頬を赤らめる男子に座席の老婆が不審の目を向けたが、そんなことは関係なし。濃厚な愛情汁でじゅぶじゅぶになった脳は、ほんのり甘い幸せ色の白昼夢をこれでもかとばかり康太に見せ続けていた。
(それにしても……)
 流れゆく車窓の風景を遠目に眺めながら、康太は美奈とのなれそめへと思いを馳せた。

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[ 2014/12/19 00:31 ] プチNTR | TB(-) | CM(2)

プチNTR2~アパートの鍵、貸します~

「んっ、んんっ、あ、ああぁっ!」
 女は男の上にまたがり、その柔らかな秘部で屹立した剛直を飲み込んでいた。
「だ、出して! 中に出して! 今日は安全だから! 大丈夫だからぁ!」
 大声でそう叫びながら、男の精を貪り食うようにぐいぐいといやらしく腰を振る。
「……んっ!」
 男が仰向けのままびくびくっと震えると、
「あ、あっ、ああああぁーっ!」
 女は長い髪を振り乱すようにのけぞり、そのまま絶頂を迎えた。
 狭い一室。男と女。濃密で甘美な、ひと時。
(そ、そんな……そんな……)
 その一部始終を間仕切りカーテンのすきまから目撃していたのは、衝撃に身を震わせながらその場に立ち尽くす、一人の青年であった。

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[ 2014/12/12 23:21 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)

プチNTR1~犯される母の、その横で~

 樹新(いつきあらた)がこの街に越してきて、今日で一週間になる。
 まだ十歳、小学校四年生の新にとって、この七日間はまさに激動の日々であった。
 母の恵(めぐみ)と二人、住み慣れた高級マンションを離れて安いアパートで暮らし始め、姓も本郷から母の旧姓である樹へと変わった。
 初めての転校も経験。
 知らない学校に、初対面のクラスメート。何もかも不慣れな状況で、時間だけがばたばたと慌ただしく過ぎていった。
 父と母の間に何があったのか、細かい事情は分からない。
 だがそれでも、二人の間に埋めようのない溝が横たわっていたことは、子供の新でも容易に理解することができた。

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[ 2014/12/03 12:07 ] プチNTR | TB(-) | CM(0)